KeyDays

ユニークすぎるKeyとの日記

病院の役割

今はKeyにとって一時的に安心安全な環境にいると思われます。


以前公立小学校で普通に過ごさせていたところ、
小3の時、身体を張ってSOSを出されたことをきっかけに
選んだのが今通っている中高一貫の学校です。


身体を張って・・というのが、
本人にも自分に何が起こっているかわからず、言葉になんかできないから
身体症状が出たのだと思われます。


今本人に聞いてみても、


「学校へ行ったら楽しかったのに、何でそうなったかよくわからないし覚えてない」


そうです。


私はそれまでKeyは一般的な子だと信じ込んでいました。
Keyに何が起こっているのかということ、
少しでも早くその解決策を知りたくて、
あちこちの病院を渡り歩き、本を読み漁り、ネットを検索し
情報等を頼りに参考になりそうだと思った専門家へ話を聞きに何度も足を運びました。


そんな中、私にとって解決策を知ることに最も遠く感じたのが「病院」でした。
小児科、消化器内科、児童精神科等々、Keyに何が起こっているかを知るには診断やデータが必要でしたが、
ではこれからどうやって育てれば?ということには答えてくれませんでした。
というか、どうも答えを持っていないのかも?と。


よく考えてみればわかるのですが、
病院ですから、今起こっている症状を治療しやわらげることが最優先です。


たとえば、「学校に行くと体調不良になる」と訴えれば


「しばらく休みましょう」(何なら楽になる薬でも出しましょうか?)


となります。


親としては、いや、いつまで休ませればいいの!?とか、休んだからってまた元気いっぱい行けるようになるわけ!?とか、
そもそも次の予約は一か月先なんて、その間休んでいる子供はどうしたら!?等々、もう不安しかありませんでした。


2次障害については症状がありますので治療対象ですが、
もともとの特性の部分に関しては子育てや教育の分野になるため、
病院はそんな役割は負っていないことを理解する必要がありました。


でも、私にとって一番重要なのは、これからの育て方の方向性を知ることでしたので
当時はかなり混乱していましたね。。